よくあるご質問
■ その他のご質問
- セカンドオピニオンには、対応していますか? open
- 当院では、セカンドオピニオン外来を設け、ご相談を承っております。
他院での治療中でセカンドオピニオンを希望される方は、今までの経過がわかる資料等をご持参ください。
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- 生理が始まりません。どうしたらよいですか?/生理かどうかはっきりわかりません。どうしたらよいですか? open
- 来院し、医師の診察を受けてください。
- 会社の健康診断を受けてもよいですか?open
- 健康診断の内容によります。婦人科がん検診(子宮頸がん、体がん)、エックス線検査(マンモグラフィーなど、複数枚撮影するもの)については、以下を参照してください。
- 婦人科がん検診は受けてもよいですか?open
- 子宮頸がん検査は大丈夫ですが、子宮体がん検査は内膜を傷つけるので、治療周期中は避けてください。
- エックス線検査は受けてもよいですか?open
- 治療周期中は、マンモグラフィーやバリウムなど複数枚撮影するものは、子宮内膜の発育に影響する可能性がありますので、できるだけ避けてください。胸部単純エックス線検査は受けていただいてもかまいません。
- 胃内視鏡検査は受けてもよいですか?open
- 受けていただいてもかまいません。
- 歯科で治療をする予定です。麻酔を使用しても問題ないですか?open
- 受診する歯科の医師にうかがってください。
- インフルエンザの予防接種を受けてもよいですか?open
- (治療中・妊娠中にかかわらず)受けていただいてもかまいません。
- (採卵・移植周期にかかわらず)鍼灸に通院しても大丈夫ですか?open
- 鍼灸医にご相談ください。判断が難しい場合は控えてください。
- クロミッドを服用していたら、生理の量が減ってきました。open
- クロミッドを生理周期初期に服用すると、脳は卵胞が育っていないと認識して卵胞刺激ホルモン(FSH)を多く分泌し、たくさんの卵胞が作られる傾向があります。個々の患者さまによりますが、この方法を毎周期おこなっていると、子宮内膜が薄くなる場合があります。今後の方針につき、医師とご相談ください。
- OHSS(卵巣過剰刺激症候群)について教えてください。open
- OHSSとは、卵巣を過剰に刺激することにより、卵巣から卵胞ホルモンが多量に出て腹水がたまり、血液が濃くなり(脱水症状)、血管内で血液が凝固しやすくなる病態のことです。PCO(多嚢胞性卵巣)や反応良好卵巣の人になりやすい傾向があります。現在では、アンタゴニストによる卵巣刺激が主流となっているため、入院が必要なOHSSはほとんど生じません。
- ホルモン剤を使用するにあたっての危険性を教えてください。open
- 主に、卵胞ホルモン剤と黄体ホルモン剤を使用します。世界中で20年以上使用された現在、胎児に異常を起こしたという例はありません。過去に一度、現在は使用されていない卵胞ホルモン剤が胎児に影響を及ぼした歴史があるため、説明書には妊娠中の使用に関する注意をしています。また、現在はPL法(製造物責任法)により、ほとんどの薬に妊娠中の使用を注意する旨が明記されています。
- 男性不妊治療はおこなっていますか?open
- 当院では、精子減少症や精子無力症や無精子症にすぐ対応できる、人工授精(漢方薬を併用する場合あり)・顕微授精・TESE-ICSIで治療をおこなっております。
- 子宮内膜症があると言われました。妊娠は可能でしょうか?open
- 子宮内膜症は、子宮内膜の移植部位によって次の3つに分けられます。
チョコレート嚢腫(卵巣内)
子宮腺筋症(子宮筋層内)
卵管采癒着(子宮や卵巣の表面、腹膜上)
生理時に病巣部から出血し、血液がたまったり、癒着を起こしたりするために、以下のことが起こり得ます。
①卵管性不妊になりやすい ②卵巣内の卵子数が早く減る ③卵の質を悪くする
このように妊娠は可能ながら、炎症により着床し難くかったり、卵管が機能していない場合もあるので、治療法としては体外受精が最も有効と考えます。
- 妻が40歳ですが、タイミングから治療できますか?open
- 当クリニックはタイミングの指導をおこなっておりますが、年齢による身体の諸条件を考えると、より可能性の高い人工授精または体外受精をお勧めします。
40歳以上の場合、体外受精で約5割の方が妊娠しますが、加齢による流産のリスクなどから、出産される方は約3割です。半年で卵の質が低下することも珍しくありません。なるべく早く、妊娠率がより高い治療法を選択されることをお勧めします。
- 自宅での採精は可能ですか?open
- 可能です。採精後、2時間以内に持参していただきます。
- 不育症について教えてください。open
- 妊娠しても流産を繰り返す病態を、習慣流産または不育症といいます。
現在は、流産する妊娠のほとんどが、加齢による卵子の質の低下や、異常な受精卵による妊娠であることが判明しています。不育症に関しましては抗リン脂質抗体の検査に加え、免疫検査(Th1/Th2 ratio)など様々な観点からの検査・治療が必要となります。来院の上、医師にご相談ください。
- 特殊な遺伝病について教えてください。open
- 人間の遺伝子の構造は、4種類の塩基がつながり鎖状になったものが、2列に並んで対をなしています。仮に一方の鎖のある部分に欠損(異常)があっても、もう一方の鎖に問題がなければ、異常は起こりません(発病しません)。しかし、血縁や遺伝子が似ている場合、欠損部分が重なるケースが出てきます。これが特殊な遺伝病です。野生動物も、ある一定数をきると絶滅してしまうのは、近親交配のためです。
- 2段階胚移植法について教えてください。open
- 体外受精や顕微授精において、胚移植を2度おこなう方法です。胚を前もって移植すると2度目が着床しやすくなるという仮説から行われていますが、世界的には単一胚移植・単胎妊娠が一般的です。当クリニックでは、着床の問題が考えられる患者さまのために、広島HARTクリニックが完成させた「胚盤胞ガラス化保存法」を用いております。ガラス化胚盤胞を融解移植する周期を作ることで、子宮内膜と胚盤胞の周期を同期化させて移植することができます。着床の問題はほとんど起こらず、妊娠率も採卵周期と比べて20%改善されました。2014年現在、本技術を高精度で実施できるのは、HARTグループである広島HARTクリニック・東京HARTクリニックおよび当クリニックだけでしょう。ただし、本法においても妊娠が成立しない患者さんに対しては、日付診、ERA(Endometrial Receptivity Analysis)、スクラッチング、免疫検査(Th1/Th2 ratio)を駆使し妊娠成立に尽力いたします。