PRP(Platelet Rich Plasma=多血小板血漿)療法を実施しています

2020年3月、厚生省「再生医療等委員会」より施設認定されました。

神奈川ARTクリニックでは7月1日より治療を開始しています。

多血小板血漿(platelet-rich plasma:PRP)とは、患者様自身の血液から抽出した高濃度の血小板を子宮内に注入する方法です。血小板は細胞の成長を促す物質や免疫に関わる物質を含むため、PRP療法により子宮内膜が活性化され受精卵が着床しやすくなると考えられています。

 

対 象 :受精卵の融解胚移植HRC周期(新鮮胚移植周期は不可)

(当院で融解胚移植を行わないで当治療のみも可能です。ただし事前に別途初診予約が必要です)

 

方 法 :治療は1周期、原則2回の投与です。

患者様の前腕から静脈血を20ml採取し、遠心分離機で血漿部分を抽出します。

調製したPRP(約1 ml)を患者様の子宮内に注入します。 採取したPRPが固まるなど分離後の性状が

子宮内注入に不適切と判断された場合は、「再度採血」または「投与を中止」することがあります。

通常採血から注入まで約80分となります。(再度採血の場合は120分)

注入当日の安静は不要で、入浴も可能です。

 

当院での治療について

月経2~4日目に「PRP+融解胚移植」の目的にて電話予約を入れ、PRP同意書を持参の上受診下さい。診察時に1回

目と2回目の投与日時を決定します。

※ 1回目の投与は月経10日目前後(8~11日目)になります。

※ 2回目の投与は月経12日目前後(11~14日目)になりますが、1回目と連日投与は避けてください。

投与日:10時来院となります。

投与日の予約:患者様ご自身での予約は不要。基本的に日程の変更はできません。

 

費 用 : 自費診療、消費税別

1回目投与 :165,000円(1周期の治療で投与は2回が原則です)

2回目投与 : 55,000円( ご都合が悪い場合などは1回のみでもある程度の効果が期待できます)

PRP投与後、内膜が薄い、出血などの事情でその後の治療が中断になった場合でも返金は出来ません

 

診療情報の二次利用について

当院は厚生省「再生医療等委員会」の登録施設の為、毎年報告義務があります。また、治療法の効果の調査研究及

び医学の発展のため、臨床経過、各種検査結果およびこれに付随する情報について各種学会、研究会、学会誌、商

業誌などに口頭、ポスター、論文、ビデオなどの形式で発表することがあります。

発表の際は個人の特定がされないようプライバシーの保護に関して十分配慮致します。

神奈川ARTクリニック